Morrissey #010
記憶の蓋が急に開くことってない?って話。
遠い昔、滾る性欲に負けてブサイクな女の子と一夜を共にしたことがありました。
そんなエピソードは誰しも一つ二つあると思うのですが
僕はその最中。
全く心にもなかったのに、これ言ったら相手のテンションあがって
この行為が更に盛り上がるのではないか、という策略から
「すごくかわいいよ」
という言葉を腰をヘコヘコしながら彼女に囁いたんです。
それだけでも致死量の思い出なのですが・・・
後日、再び彼女から連絡があり、再戦を申し込まれたのですが
その瞬間はすっかり性欲もなりを潜めていたものですから
やんわりと断った訳です。
すると彼女から
「だって”すごくかわいいよ”とか言って自分もメチャメチャ盛り上がってたじゃん」
と言われ
その場で死にたくなった。
という封印していた思い出が、最寄りのコンビニに向かう僅かな時間でフラッシュバックし
一人で混乱と自己嫌悪に陥り、全く買う気のなかったカフェオレと野菜ステックを手に
コンビニから出て来た事を報告します。
この話の教訓は
嘘には「ついて良い嘘」と「ついてはいけない嘘」がある、という事です。