145120062022

Twitterにも書いたがM8を持って散歩に出た。
レンズはElmar 5cm f/3.5。

去年の秋に頭おかしくなったのか、ってくらいにLeicaが欲しくなり
色々調べていた挙句で最初の一台はこれだなと決めたのがLeica M8.
MapCameraでも在庫がなく、そういう巡り合わせなのかなと思っていたら
1週間くらいで在庫あるよのメールが来て即ポチした筐体。

Voigtlanderのレンズしか持ってなかったけど、それでもOKだったM8だが
いよいよLeitzのレンズ買うかなで決めたのもElmar 50mm L f/3.5.
ズミクロンでもズミルックスでもなくElmar.
MマウントでもなくLマウント。

なんか個人的な感覚として一番ライカっぽいなって感覚だっただけなんだけど。

まぁなかなか難儀するのはピント合わせ。
MFだからではなく、レンズそのものをワシっと掴んで回せる既存のレンズとは全く違い
一カ所だけピョンとなったレバーを持ってピントリングを回すわけだが、
このピョンを探すのが大変。

それでいてピントが正確にあっているのかどうかもわからず
微妙な写真を繰り出すし、連射は一切できないし
しかしこのM8とElmarの組み合わせは僕の中の写真感に新しいゾーンを作ってくれた。


ピントが合っていないと何かダメなのか?

愚問。
当然意図した場所にピントは正確にあっているべき。

ただ、僕の人生
日常生活の中で案外ピントがあっていない場所から
面白いものや人を見つける事が多い。

ピントがあっていないけど視界には入っていて
ピントがあっていないにも関わらず何故か気になったもの

それが意外と面白いものだったりすることがあるので
狙いすまして待つ、というより、
なんかボワっと出てくるんじゃないのかな、くらいの感じで良い。
スナップは。

そうそう、こんな感じでね・・・
これは完全にピント合わせ失敗しただけなんだけどね・・
なんか僕自身の人生というか生きた感じとしては正解の写真のように思ったりするのが
またなんとも没にしがたい。

M8の後にQ2も買ったが、
なんて言うんだろう、愛着は全然M8の方が強い。
Q2は良く出来た子で凄い。
どちらも多分最後まで手放さないと思うが
M8はいつまでも元気で動いて欲しいなぁ。

数年したら、また新しいM型Leicaを買いたい。


Author: ponte